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【レビュー・評価】THE アンダーグラウンドバンド「sukekiyo」 結成の背景から現在までの活動

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DIR EN GREYのヴォーカリストとして、すべての楽曲の作詞を手がけ、その圧倒的なライヴパフォーマンスで国内外から高い評価を得てきた京さん。

 

詩集、写真集、絵、イラストに続く彼の新プロジェクトとして始動したsukekiyo。

本記事では、sukekiyo 結成の背景、sukekiyoのコンセプト、そして楽曲の世界観等を紹介していきます。

1.sukekiyo結成の背景

sukekiyoのギタリストである匠さんはかつてDIR EN GREYのマニピュレーターをやっていました。元々京さんと仲が良かったこともあり、二人は「遊び」で曲作りをしていたようです。その「遊び」の曲作りでも、京さんの理想とする音や世界観を形にしてくれる事から、京さんはいつしか一緒にやりたいと思うようになります。

 

ただ、表現したい世界観を明確に作り出す事を目的に新バンドを結成するのではなく、DIR EN GREYのメンバーとは違った個性をもつ人たちとの間で作り上げる音楽の「屈折」に興味があったようです。化学反応という言葉を使わず屈折という言葉を使うあたり、京さんの音楽対する考え方が伺えます。

 

2.sukekiyoの名前の由来

sukekiyoのバンド名は「犬神家の一族」のスケキヨが由来となっています。

 

京さんが作りたかったバンドのコンセプトは「ないものを作ろう、何をしでかすかわからないものにしよう」でしたので、犬神家に出てくるスケキヨの素顔を想像するけど実態はよくわからない、という点がコンセプトと類似していたため、そのままsukekiyoというバンド名になったそうです。

 

ただ、sukekiyoという名前は「L'Arc〜en〜Ciel」とか「LUNA SEA」と比較しても、かなり浮いている名前です。この名前についてメンバーはどう思ったかですが、

京さんから送られてくるデモ曲のフォルダ名が既に「sukekiyo」となっており、メンバーはその時点で「これがバンド名なのか?」と疑問には思ったそうですが、それ以上は特になんとも思わないそうです。

今日さんの発想に対してツッコミを入れないいいメンバーですね。

 

3.メンバー間での化学反応がかなり良い

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京さんが作りためていたデモ曲を各メンバーに渡し、「好きなように音を入れて」オーダーしたところ、予想以上に良い化学反応が起こったそうです。

 

DIR EN GREYでは数十曲の原曲の中から厳選された曲達が色付けをされ、そこからさらに厳選と色付けが繰り返されていくのですが、sukekiyoでは数曲の原曲に色付けされたものがそのまま曲として完成されるほど、メンバー間の化学反応が良かったのです。

 

その影響もあり、1stアルバムも驚異的な速さで仕上がりました。もっと多様な曲を詰め合わせることもできたのですが、本作では様々なミュージシャンとのコラボレーションを行っており、厳選された曲だけが収録されています。

 

4. 1stアルバム「IMMORTALIS」

和訳すると「不死」になる本作。京さんは本作において、揺るがないものを作れた自信と、初めに思い描いていた以上のものができたという意味を込めて「不死」というタイトルをつけたそうです。

また、時代や世界観やトレンドに捕らわれないという意味も「不死」に込められています。


sukekiyo - IMMORTALIS 全曲10秒試聴

 

楽曲毎の紹介はまた別の機会にしようと思います。全体的に艶やかで女性目線のものが多い感じがします。

 

アルバムは初回生産限定盤にはリミックスやコラボレーション楽曲が収録されていますが、これは京さんの意向で、自分がファンならどういうことにわくわくするかを考えて実行されたようです。

sukekiyoが提供した曲が他のアーティストによってどのように変化をするのか、京さん自身も楽しみに待ち望んでいたとのことです。

 

初回生産限定盤は、SUGIZO(LUNA SEA / X JAPAN)、HISASHI(GLAY)、人時(黒夢)、石井秀仁(cali≠gari)、TK(凛として時雨)を始めとする名立たるアーティストとのリミックスを含むコラボレーション楽曲を収録したCD付きの2枚組仕様。となっており、DIR EN GREYのデビュー当時、圧倒的人気を誇りライバル的な存在だったPIERROTのキリト(Angelo)のフィーチャリングも実現するなど、こちらも特典ディスクとは思えぬ豪華さとなっています。

 

IMMORTALIS(初回生産限定盤)

IMMORTALIS(初回生産限定盤)

 

 

5. 1st ミニアルバム「VITIUM」

前作『IMMORTALIS』に続き、タイトルにはラテン語で「異常な、欠点、過ち」を意味する「ウィティウム」が採用されています。

 

今までにも、京さんは歌詩に独特な世界観を創り上げてきたましたが、今作では、“変態的趣味”や“我が子を捨てる”という社会が目を背けがちな事柄を題材にした詩も含まれ、人間の持つ「正常と異常の境界線」の曖昧さと、「愛と性」という人が生まれながらに持っているものたちが映し出されていく作品になっています。


sukekiyo 1st mini album『VITIUM』(2015.2.4 release) 全曲試聴

 

1stアルバム後のライブ掴んだ感覚や空気感を盛り込んでの本作となります。

 

前回のアルバムテーマである「不死」と比べ、本作のテーマはネガティブに感じられるが、京さんはネガティブなものをイメージして作ったのではないとのこと。人によって持っている常識は違うから、何が異常なのかはわからない、そこがまた面白いとも感じており、この考え方はDIRの最新アルバム「The Insulated World」に通じる内容となっています。 

6. 2ndアルバム「ADORATIO」

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タイトルはこれまたラテン語で「崇拝」となっています。

崇拝とは何かに縋る事であり、よく言えば心の拠り所、悪く言えば自分の考えを破棄するとも捉えることができます。

 

ここに至るまでに、アルバム、ミニアルバム、シングルそれぞれの形式で作品を世に放って来ましたが、本作は音源&映像作品集という名目になっており、世界観を表現する上では、音楽も映像の両者が必要不可欠である事が強く意識されています。

 

また、本作ではsukekiyoが持つアンダーグラウンドさをさらに深めつつ、デジタル的な要素を融合させる試みがなされています。曲毎の世界観も深まっており、京さん曰く、曲毎に映画が作れるが主人公が全員気が狂っており、最後は死ぬとの事。


sukekiyo 「白濁」 Lyric Video from 『ADORATIO』(2017.6 release)

 

 

7. 作りたいときに作りたいものを作るバンド

sukekiyoは個々人が別の活動をしているので、時間が空いている時に自由な感じで曲を作るようにしています。

京さんいわく、会社みたいに、何時から何時までとか、面白くもない部屋にこもってPCいじってくれ、じゃなくて、「周りにおもちゃでもお菓子でも好きな物を置いて、好きなように仕事していいよ! だから良いもの作ろう!」と。わかりやすく言うとそんな感じらしいです。

ただし、自由にさせすぎるのは逆に難しいため、そのへんはリーダーである京さんが優しく方向性を示したりしています。

 

8.最後に

sukekiyoはライブの世界観にファンを取り組む事が上手く、ファンが全員黒服、また動かなかったりする事もあります。

京さんの声が綺麗という点でも聴きやすく、聞いた後少ししっとりした気持ちになる曲が多いので、孤独を感じた時とかに聴くといいかもしれません。