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【レビュー・感想】sukekiyo 1stアルバム「IMMORTALIS」の世界観に浸かった感想

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sukekiyo 1stアルバム「IMMORTALIS」は不死という意味を与えられたアルバムです。

 

本アルバムは人の根底にある不変の性質が濃縮され、その表現手法は時代の流行り廃れとは別次元の位置に君臨しており、いつの時代に聞いても心に響く、まさに不死のアルバムとなっています。

 

本記事では楽曲(楽曲の前半部分のみ)毎の世界観を個人の解釈で綴っておりますので、本記事を通して、「IMMORTALIS」の世界に触れて頂ければと思います。


sukekiyo - IMMORTALIS 全曲10秒試聴

1. elisabeth addict

楽曲名を直訳すると「エリザベス中毒、依存」になります。

エリザベスとは女王、すなわち権威を持ち、国民から慕われ、憧れを抱かれる存在を指しています。

 

いつの時代も、おおよそ全ての人がエリザベスのようになりたいと願っているでしょう。エリザベスとは「選ばれし存在」であり、皆の理想像(=理想の生き方)なのです。皆がエリザベスの用になろうと生きています。

これこそが「エリザベス中毒、依存」が指す意味だと解釈しています。

 

しかし、本楽曲ではエリザベス(理想の生き方)のように生きられず、大切な何かを失った女性の情景が目に浮かびます。皆に祝福されて存在を許されるものがあれば、誰からも存在を認められなかったものがある。暗に諭すよう、京さんが謳い挙げています。

また、「エリザベス中毒、依存」者から、エリザベスの用に生きられない人が蹂躙されているような一文があります。

自分が信じたものと他者が信じたものが違う時に生まれる軋轢を考えさせられます。

 

本曲を一言で例えるなら、「他人の理想像の裏で虐げられた女性の詩」でしょうか。

 

本楽曲では 

西洋伝統、讃美歌、協会、神秘的かつダーク、幻想的というキーワードが伝わってきます。重たく始まる本アルバムの一曲目。

次の展開はどのようになるのでしょうか。

2. destrudo

前曲を踏まえた上でのSE。悲しく奏でられるピアノが前曲の世界観を更に掘り下げるとともに、本アルバムがどこへ向かおうとするのかの期待感を匂わせます。

 

3. latour

純愛とは明らかに違う人間特有の歪な愛。規制により逆に浮き彫りになる人間の性。禁断というものの裏側にある甘い蜜に惑わされ、踊り狂っていく、いつの世も変わらない人間の姿がそこには映っています。

 

人というものの裏側」を強く感じさせる一曲です。

 

楽曲名であるlatourは人の名前であり、ここではフランス古典主義の画家が最も楽曲名とリンクする気がします。

Latourは無骨なほどの写実的表現と、非常に厳しい明暗対比による光と影によって、静謐で精神性の高い独特の様式や世界観を確立したとされています。

本楽曲にもある、人の明暗という部分を強調したかったのかもしれません。

 

本曲を一言で例えるなら「禁断の果実に狂っていく女性」。

 

4. nine melted fiction

終始艶めかしい雰囲気で世界が進んでいきますが、ドМな女とイかれた男の廃れた二人きりの世界観です。

一見コントロールしている側の男性も、本当は女性側の思惑通りに動かされているだけなのかもしれません。

初期のDIR EN GREYが持っていた変態な部分を女性目線で艶やかに仕上げるとこんな楽曲になるのだなという感想。

 

本曲を一言で例えるなら「変態プレイ(ドM)に興じる女性

5. zephyr

楽曲名からは夏のそよ風が感じられます。ここまでの楽曲の中では最も王道で切ない歌詩です。

 

どれほどお互いを思い合っていても、異なる色を持っていた二人は最後まで交わる事が無く、お互いを傷つけあっていた。

夏の夕暮れに別れを告げ、相手を思いながらそれぞれの道を再び歩き出す。

ちょっと切ない良い曲。

 

本曲を一言で例えるなら「恋人と交わりきれなかった女性

 

6. hidden one

 

お互いが相手に対して何を求めているかを理解しており、それでもお互いが「世にあるまっとうだと言える愛」には決して近づこうとしない。

ただしかし、「まっとうだと言える愛」とは何なのかを考えさせられる一曲です。

 

本曲を一言で例えるなら「一層狂ったメンヘラ女性

 

 

7. aftermath

 

これは個人的に二つの解釈があったもですが、愛しい人と死別した女性が男性を想っている歌詩が一番解釈しやすいかもしれません。

過去の思い出に浸りながらも、その思い出が自身を苦しめているため、忘れてしまいたいとも思っている。

 

本曲を一言で例えるなら「愛に癒され、愛に傷つく女性


sukekiyo 「aftermath」 (radio edit ver.)

8. 最後に

1stアルバム「IMMORTALIS」の前半を紹介させていただきました。後半も濃ゆい世界観の楽曲達が犇めき合っていますので、よりディープな世界を感じたい方は是非聞いてみてください。