スーパーギタリストSUGIZOの音楽ってどういう風に楽しめば良いの??

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1.はじめに

SUGIZOさんは国内屈指のロックバンドLUNA SEAX JAPANでギタリストとして活躍しています。また、海外においてはジュノ・リアクターViolet UKといった国際色豊かなバンドで活動しており、国境を超えて活躍するミュージシャンでもあります。

 

プレイヤーとしての活動以外にもプロデューサー、音楽監督と幅広く音楽に携わっており、その人生はまさに音楽に愛されたものとなっております。

 

そんなSUGIZOさんのソロプロジェクトは、彼がそのキャリアで培った経験、知識、技巧が全て反映された唯一無二のサウンドが表現されています。

SUGIZOさんのソロ作品は、アルバム一曲目にあるSE(サウンドエフェクト)のようにヴォーカルの無い、サウンドだけで構築された楽曲(インストルメンタル)が多いのが特徴です。


SUGIZO / MESSIAH - from STAIRWAY to The FLOWER OF LIFE (Official)

 

即ち、SUGIZOさんの世界観とメッセージをサウンドだけで感じ取れる感性選び抜かれたサウンドを聴き分ける知識と経験が必要であり、玄人向けの音楽だと僕は思っています。

 

しかし、どうせなら多くの人にSUGIZO音楽を楽しんで貰いたいので、SUGIZO音楽に散りばめられた音楽性について本ブログで紹介をし、少しでも多くの人に最強のSUGIZOサウンドを楽しんでもらえたらと思います。

 

2. SUGIZOさんの音楽に含まれる要素

まずはSUGIZOさんが奏でるサウンドがどのような音楽的要素を元に製作されているのか、SUGIZOさんの音楽のルーツを探ってみます。

2.1 クラシック

SUGIZOさんはオーケストラ団員のご両親のご指導の下、幼い頃よりクラシックの英才教育を受けており、音楽のルーツの1つにクラシックが溶け込んでいる事は間違いありません。

クラシックでは特にバルトークの「ルーマニア民族舞曲」が好きで、響きの神秘さに感動を覚えたそうです。バルトークの持つ音楽的要素には当時興味を持っていた天文学や考古学の要素が散りばめられており、そこから音に意味を持つ事の重要性を学ぶこととなります。

クラシック音楽を学ぶと言う事は、音楽的な理論を学ぶ事でもあり、SUGIZOサウンドが徹底した音楽理論を背景に作り出されている事の証明ともなっています。

 

バルトーク:ルーマニア民族舞曲

バルトーク:ルーマニア民族舞曲

  • フィンランド放送交響楽団 & サカリ・オラモ
  • クラシック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

2.2 エレクトロニック、インダストリアル

SUGIZO名義でのソロ活動の場合は「エレクトロニック・ミュージック」という部分にフォーカスをしている作品が多いです。

 

多感な10代〜20代の節目となった曲にYMOの「Perspective」(アルバム『サーヴィス』収録)を挙げるなど、電子音楽に強い影響を受けたことを謳っています。

Perspective

Perspective

  • RYUICHI SAKAMOTO
  • ジャズ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

2016年に発売されたアルバム「」は、シンセサイザーやサンプラーを用いた機械的なサウンドと、ロックバンドの演奏が融合されており、冷たい電子音楽の怒りを精神へと直接訴える作品となっています。

 

音楽の歴史を紐解いた時、電子音楽とは過去のクラシックの仕切りや在り方に対するアンチテーゼだとSUGIZOさんは考えています

 

SUGIZOさんが電子音楽を駆使する理由には、新しいものを開拓するという未来への挑戦と、電子音楽そのものが持つ精神レベルでの影響力を意識しているからなのです。


SUGIZO NEW ALBUM "音 (OTO)" All the tracks preview / 全曲試聴

 

2.3 ジャズ

16歳のときより、マイルス・デイヴィスやジャコ・パストリアス、渡辺和美に影響を受けていたというSUGIZOさん。

ロックバンドに入る前はジャズギタリストになりたかったというくらい、ジャズについての造詣も深いようです。

100年後に受け継ぎたい音楽でSUGIZOさんが挙げている曲にPat Metheny Group「Au Lait」(アルバム『Offramp』収録)が挙げられています。

Au lait

Au lait

  • パット・メセニー・グループ
  • ジャズ
  • provided courtesy of iTunes

 

2.4 ロック

国内ではDEAD ENDや布袋寅泰、海外ではフランクザッパ、スティーブ・バイ、ロバートフリップ、ジミ・ヘンドリックス、マイケル・デイヴィス、ジョン・レノン、デヴィット・ボウイ、ジャパンから影響を受けています。

 

LUNA SEAやX JAPANがロック形態を強く持ち続けていることから、ギタリストとしてロックのポテンシャルが最高に輝くよう意識しているそうです。

 

3.SUGIZOさんの「音」への考え方

最初に述べたようににインストメンタルの多いSUGIZOさんの楽曲は「音」そのものが非常に意味を為すものとなっています。

 

SUGIZOさんは、音楽で最も重要なエレメントはメロディでもリズムでも、和書でもなく「音」そのものだと考えており、月間プレイヤーでは以下のように語っています。

 

音そのものが人を動かし、助け、鼓舞する。音や言葉で水は結晶を作るんですけど、愛やエネルギーに満ちた言葉や音楽を浴びせた水は本当に紹麗な結晶を作るんです。

逆に汚く、ネガテイブなエネルギーの言葉を浴びせた水は歪な結晶を作ってしまう。

人間の体の70%は水なわけですから、音楽によって反応するはずなんですよ。

良い書楽は人を癒すことができるし、逆も然りです。

そういう音の力を近年より強く感じていて、今回のアルバムは音そのものを、最も重要視した作品にしたいというのがまず番のコンセプトでした。

ある意味で作曲よりもメロディラインよりも、リズムよりも「音」そのもの。そこにフォーカスしたかった。

 

それ故に音作りへの拘りは半端ではありません。

数多のギター、エフェクターを駆使し、なおかつそれを細部まで追求する姿勢から、練習量は尋常じゃない量となっています。

その結果として、SUGIZOサウンドは一発聞けば「あ、これSUGIZOさんの音楽やな」と分かる程の唯一無二なものとなっています。

SUGIZOさんの音作りの秘密の一部

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出典:https://www.digimart.net/magazine/article/2015032001369.html


SUGIZO / Message from SGZ 2016/11/27 (English Sub)

 

4.インストルメンタルではなく歌ものを聞きたい人には

やはり歌詞のある楽曲を聴きたい!と言う人もいると思いますので、こちらをご紹介

 

ONENESS M(通常盤)

ONENESS M(通常盤)

 

 


SUGIZO NEW ALBUM "ONENESS M" Preview

 

SUGIZOサウンドの入門としてはやはりこれかなと思います。

清春、河村隆一、TOSHI(XJAPAN)といった一流どころのミュージシャンがボーカルとしてSUGIZOサウンドに新たなる命を吹き込んでいます。

 

SUGIZOサウンドは聴いているだけで幸せになれる、宇宙を感じられる曲が多いので、ひとまず車でも流して聴いてみてほしいと思います。