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【レビュー・感想】DIR EN GREY「The World of Mercy」 痛みの先の世界

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1. The World of Mercyの世界観

 

本作は昨年リリースされたDIR EN GREYのアルバム「The insulated World」の最後のピースとしての意味合いがあります。(Toshiya談)

「The insulated World」は隔離された世界という意味を持ち、痛みだらけの世界でも最後には希望の一筋があるから、自分の中での世界を大切に生きろと訴えているような作品です。

 

アルバム全体の流れとしては以下に書いているので、見ていただければと思います。

www.karasu100.com

 

「The insulated World」では最初の楽曲「軽蔑と始まり(世界と馴染めず自虐する様子)」から最後の楽曲「Ranunculas(自分自身を押さつけて殺すのではなく、声を出し生き続けろ)」に向けてのストーリ性を感じる事ができる内容となっていますが、本作「The World of Mercy」は、「The insulated World」のアルバム全体の流れを濃縮したような内容となっています

 

ただし、「The insulated World」のようにバラエティのある内容ではなく、常に低空飛行、というようりもどんどん深淵に沈んでいきながら「生きろ!」というメッセージ性を訴える「The insulated World」のアナザーストーリーのような側面をもっているように感じられます

 

構成としては10分ほどの楽曲の真ん中とラスト付近に爆発ポイントがありますが、正直短い。全体的にスローテンポで深淵感を出しておりながら、爆発が少ない事が気になったのですが、どうもそこは意図して作られたようです。楽曲を聴いた後で敢えて不完全燃焼さを残すというのが狙いだったのかもしれません。そうすることによって心に残った物と向き合う事ができますから。

 

「痛み」という強烈なテーマを追求し続けたDIR EN GREYがたどり着いたのは、その先の「自分という生」の世界であり、今後はさらにその世界を追求する事になりそうです。

 

2. 総評

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本作に限っては特に新たな際立った変化は見受けられなかったが、DIR EN GREYはバンドの歴史の中で必ず実験的で変則的な作品を打ち出しているので、今後さらなる進化の予兆である気がしてなりません。

 

勝手な予想ですが、今後は個人の持つ「世界観」や「生」に対してさらに新しいアプローチを取り入れて行くのではないかと期待しています。

 

3. 最後に

DIRは生み出すアルバムごとにしっかりとした意味を持たせているバンドです。

それを知るとさらにDIRに対しての面白さがわかると思いますので、是非下記を参照にしてもらえればと思います。

 

www.karasu100.com